いきたひ
- hodokite2
- 2023年12月1日
- 読了時間: 1分
友人が、『いきたひ』の映画監督長谷川ひろこさんを呼んで、映画上映会と講演会を開催したい、というので、お手伝いに行ってきました。講演会の内容にとても感銘を受けました。目の前に亡くなりそうな人がいて、こちらが引き留めようとすると、なかなか成仏しにくい。こちら側から、「今までありがとう。もういいよ。」と手放すと、相手も成仏しやすい、浮かばれる。「成仏する、というのは、命のバトンを渡すということ。そう、命は今、私を生きていると考えればよい。」「思えば、どれだけ多くの人から、命のバトンを渡されているか。亡くなるのは体がなくなるだけ。いつも、私たちが幸せであるか、本当にそれでいいのかを聞いているはず」というような内容でした。
その時、私は思ったのです。「ことばもそうなのだ!」ことばも、世代から世代へと受け渡されている。少しずつ形は変えつつも、ことばの命は連綿と続いている。神代を語り、歴史を語り、今、私たちがここにいる。そう考えると、ことばを、目の前にいる人にどうのようにかけるか。日々、それにつきる、と思うのです。そして、どんなことばを日々、自分に語るか、ということに。
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